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博才がない人はどうするべきか

 博打ばくちの才能。かけごとに勝つ才能。

博才(バクサイ)とは - コトバンク

 何年間か競馬をやってると博打の才能がないことに気がつくことがある。博打といっても一言にいうと色々あるからここでは競馬や競輪競艇などの公営競技としたい。

 

博才がなくても生きていける。普通に働いていれば十分に生きていける。土日の間に行われている中央競馬等にも別に参加しなくてもいい。馬券を買うことだけがレースに参加する手段ではない。馬券を買わなくても生きていけるし、馬券を買うこと以外にも人生には楽しいことが沢山ある。

 

僕は2年間くらいかけながら競馬で少しずつ負け続けてきた。情けないことに、半分くらいは勝ってる気でいた。しかし、当たることがあってもそのお金を次のレースに注ぎ込んでしまったり、次の週に使った結果、2年間かけ、安定して負けていた。回収率は計算したことがない。純粋な負けた金額だとサラリーマンの初任給2か月分くらいなので負けた金額としては少ないほうだと思う。

 

僕はそれでも競馬のことを嫌いになることはないと思う。あの臨場感だったり、あのスリルだったり、馬券の世界の向こう側にいる人馬一体となって駆け抜けるレースを見ると胸が躍る。しかし、それだけではいけない。一回だけ自分の車の積立金にまで手をだして競馬をしてしまったことがある。使ってもいけないお金でギャンブルをするシーンはこち亀でよく見た光景だ。気がついたら自分もそうなっていた。21歳くらいの頃だったと思う。それからも競馬では勝てない日が続いた。自分なりに色々研究はした。今の馬場コンディションを考慮して予想したり、前走のVTRを見たり、金曜日の夜になると競馬新聞に噛り付いた。それでも負けた。だから私は競馬のことは好きだけど馬券に熱中するのにはオススメしていない。

 

新規参入者の人にもそうだ。「今度競馬場行くんだけどどのくらいお金をもっていけばいい?」「今度このレースを買おうと思ってるけどどうすればいいと思う?」競馬をやってない人からそのような質問を受けることがある。私は競馬に興味を持ってもらうことは嬉しい事だと思うのでなるべく丁寧に答えるように心がけているが、私は必ずそれに付け加えて「勝てると思ってやらないほうがいいよ」と言っている。

 

控除率の画像を見てほしい。もうTwitterでも含めて何回もこの画像をJRAの公式サイトから引用してると思う。

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僕たちは馬券を購入する中でこの払い戻し率の中で金の奪い合いをしている。胴元がJRAで我々はそのJRAを通して馬券を購入し、払い戻し金額を受け取っている。

 

よくヤフーニュースのトップに高額な3連単を取った芸能人のニュースが乗ったりするが3連単の払い戻し率は72.5%だ。これも何度も説明したが1000億売り上げがあったとして胴元が27.5%の275億を抜いてから残りを配分するシステムだ。

 

僕は分かった上で馬券を買っている。そして、負けている。正確にいうと負けていた。

 

 

 

 

 

正直競馬は楽しくて面白い。突き詰めると奥が深い。好きな馬の子供が走った時には嬉しい気持ちが出てくるだろうし一生の趣味になると思う。しかし博才のない人間の趣味が競馬だけで終わってしまうのは勿体ないと思う。

 

昨日はタイムラインで博才がないことに悩んでいた人がいて、僕も非常に共感した。そんな中でこれを書こうと思った。よく詐欺のような有料予想を買う人がいて騙されている人がいるけどああいうのには騙されないで欲しい。でもそういう人には何を言ってもだまされるということも最近わかってきたのでこれ以上何も言わない。

 

とにかく博才がないことに気付いた人は他の趣味を探すチャンスが来た時期だと思う。数年間負け続けてもまだ勝てると思っている人はそのまま頑張ってほしい。僕はもう疲れて1年間くらいはまともに競馬をしていない。それでもやっぱり競馬のことは好きだし、競馬を通して会えた人はいい人ばかりだ。これは競馬をしていなかったら絶対に出会えなかったような人達で、この出会いは自分の財産になると思う。

 

 

大人の馬券との付き合い方をしよう。僕の定義する大人の馬券との付き合い方というのは競馬を楽しむということだ。1レースに何万も入れるのもいいけれど、1レース200円や300円賭けて、勝った負けたと騒いで喜ぶ。非日常に浸る。それでいいと思う。

 

今はSNSがあるからやたらと大きい馬券を取って褒められたい承認欲求マンがいたり、自分もそうなったりしてしまいそうだけど、馬券は人を吸いつける魅力がある分中毒性もある。

 

僕の父は上手な馬券との付き合い方が出来ていると思う。競馬が好きだけれど基本的にはG1*1しか買わないし、スポーツ新聞を買ってきてから、予想する時間や過程を楽しんでいるように見える。馬券を買う金額も1000円とか2000円で当たったらそれが1万円とか2万円になるように賭けているように見える。メインレースが終わったら、兄弟や友達に電話をかけて「馬券あたったか?どうだった?」と楽しそうに電話をして盛り上がっている。僕はそんな父の馬券スタイルに憧れている。

 

年に何回か競馬場にも足を運ぶが、大きな金額を賭ける事はなく、お酒を飲みながら馬を走る様子を見ているようだ。懐に余裕があるとこういう楽しみ方が出来るんだなと身近な父を見て素直にそう思う。

 

一方で自分はギリギリになるまでお金を賭けて、〆切直前まで悩んで1レースに5000円や10000円を平気で突っ込んでいた。父親は昔あったフジテレビのみんなの3連単というコーナーをみて「6000円も馬券買えねえよ。」と言っているのが口癖だった。それを聞きながら僕はこっそりわけわからん馬の単勝を1万円握りしめ、数分後には青ざめた顔をしていた。

 

 

自分の話をしていたら少し長くなってしまった。

結局博才がない人はのめり込まない様に、上手に人生を楽しむスパイスに変換していきましょうということを言いたい。これを書くのも2回目だが博才がないということは他の趣味を探すチャンスでもあるということだ。趣味はなんだっていい、今ならインターネットで映画やアニメが見放題だし、ゲームも基本無料で面白いものが揃っているし、これからの季節はアウトドアにぴったりの季節だ。別に人に誇れるようなものが趣味でなくてもいいと思う。自分の世界を広げてみよう。

 

書いていたらキリがないからこの辺で。

 

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*1:大きなレースのこと